まさにパイオニア 阿部 直央
世界を知る人の考え方。

[cate]:breakthrough NEWS [tag]:

BREAKTHROUGH INTERVIEW #4

阿部 直央アベ ナオヒロskater

wearestar*ブレイクスルーインタビュー第4回。スケーター・阿部直央のブレークスルー体験をお届けします。スケートだけでなくMCなど各方面のパイオニアとしても知られるスケーター「阿部直央」の頭の中をインタビュアー・wearestar*CEO 坂本倭京がのぞいてみた。

地元を出て、こっからやらないとっていう想いがあったね

wakyo – まずはナオヒロくんのインタビューって事で色々と聞きたい事があるんですけど 笑。ナオヒロくんといえば自身のスケートだけでなくイベントやコンテストMC、ラジオなど多彩なイメージがあって最近ではアップサイクル活動(DOPANT)がインスタとかで可視化した情報として入ってきてたんで、自分的にはとてもそのあたりもたくさん聞かせてもらいたいと思います!

早速ですがいきなりナオヒロくんのスポンサーが付いた時の話や壁を乗り越えた時の話などブレイクスルー系のお話をお伺いしていいですか?

naohiro abe – ヒストリー的に自分は宮城県の塩竈出身で、中学校から仙台に引っ越して、塩釜は港町で田舎なんだけど仙台は宮城県の中心の街なんだよね。そこに引っ越す丁度前の12歳でスケートを始めた。その時、友達とやんちゃしながらスケボーも毎日やって、仙台の街にずっといて、夜中帰ってきてみたいな事を毎日繰り返してたね。仙台の時にアメリカにも行っていた。エルニーニョっていうクルーがあって、そこに俺も入れてもらってて、そのクルーにお世話になったね。そんな時18か19の時に友達の事件に巻き込まれて、地元出なきゃいけないかなぁって思っていた。東京か大阪のどっちか行こうと思った時、東京はお金の面でも大変だし、地理感が身につくのに時間がかかりそうだった。大阪に一度下見で行ったら、人当たりが仙台に似ていて心地良くて、そっちの方が最初良さそうだなと思って大阪行って、19の時に料理も学んで海外とかも行けたらいいなとか思って1年だけ行ける料理学校に行ったんだよね。そこでスケートもしっかりやろうと思って大阪に行った。まずそれが自分の中で壁じゃないけど、地元出てこっからやらないとっていう想いがあったんだよね。

elementがついて。そこが始まり

wakyo – 仙台時代は、いきなりまさかのハードモードですね 笑。大阪時代は?

naohiro abe 大阪到着3日目にトレバーフリバンっていう、すごいファンキーでノリの合うカナダのスケーターと出会って、1週間目で浦友和くんっていうレジェンドのスケーターの方と出会って、大阪は本当トントン拍子に凄い人と速攻で繋がった。高前っていうエリアがあるんだけど、難波のバスプールのSkateメッカの場所があってそこでスケートを毎日してたんだよ。そしたらelementジャパンの関係者の方に声をかけられたんだよね。その時はDGKがすごい好きだったけど、elementもVIDEOで見ていたし、ドニーバーレー好きだしなぁとか思って。んじゃ、ちょっとDVD送りますって 笑。

ちょうどその時にtightboothの上野伸平[ @shinpei_ueno ]っているでしょ。伸平とかもいて、撮りに行こうよって誘われたりしてて、そういう映像とかいろんな撮ってもらった映像を含めて、皆の協力のもとDVD作って送ったら、それでelementがついて、そこが始まり。そこから本当の最初の壁を乗り越えたじゃないけど自分の中でも一線変わったところかな。


そん時のサポートはお金とかでなくて最初は物品提供だけだった。前のスポンサーはムラサキスポーツ仙台店、その前はスクランブルUSAが付いてたけど、メーカーのサポートは初めてで上がったね。物品提供もどんぐらいくれんのかなと思ったら、最初めっちゃでかいダンボール来てデッキも何本とかきて チョー上がったのを未だに覚えているね。笑

mcの話。きっかけは東北大震災

wakyo – 自分はエレメントのその辺りの時代にナオヒロくんと初めて会って多分6年前ぐらい?デモとかもやってるのにMCもいろいろやってたりしてて、自分の中でやっぱ最先端だなって思って見てたんです。当時からMCとの両立とかそういうのはどういう感じだったんですか?

naohiro abe 一番最初のきっかけは東北大震災がきっかけ。東北大震災の時にちょうど仙台に一時帰宅して2日目で被災したんだ。俺は埼玉に家あるから友達に迎えに来てもらって帰ったんだけど、被災の影響で家がなくなった友達とか結構いて、何かスケボーでできたら良いな的な事を考えてた。

翌年の同じ日に近い週末に川口で「Don’t Forget Party」っていうスケボーの映像と募金を集めるといったチャリティーイベントをやって、児童福祉課とか市役所を通して東北の復興税にあてる活動をしてみたんだよね。これが切っ掛けで、イベントMCを始めたんだよ。イベントをやるときに、お金かけられないから自分でMCやるってなって、回数こなすとやっぱそれでちょっとずつ色々できそうだなと手答えを感じてた。エレメントも何かイベントがある度に、MCやってくれないっていう話になってきて。昔はラップも好きで、クラブに友達と行ってそのクラブでマイクを貸してよと、マイクジャック的な事をして3人でその日の出来事や思いをフリースタイルラップして帰るみたいな、そういう遊びを昔によくやってたのよ。だから喋りはいけるんじゃないかと、そういうのもあってelementでMC探してるって時に俺いけるよっつって。少しずつこなした感じだよ!笑。

naohiro abeただ、やってみたらまあまあ大変だったけどね。大会とかは台本がないから現場をしきる力と統率力とフリースタイル力を必要とされて、AbemaTVとかのガッチリした企画ものは、資料や台本が作り込んであってあまり好き勝手できる雰囲気やのりではないから、そっちはそっちで結構気遣うし、硬くなっちゃうんだよね。これら両方を含めて、色々とMC系の仕事をするようになっていったんだよ。俺はスケボーのピークって早いって考えていて、肉体的にっていうか本当のピークっていう意味でね。

もちろんそっから上手くなるって事もあって、米坂淳之介さん[@junnosuke52425]や今でも上手くなってる先輩は沢山いるし、俺はそういう先輩達にも憧れるし、そういう何か日本のカルチャー的にも年を重ねても活躍できる場面っていうのを考えていかないとなって。

naohiro abe20代後半以降の活動はスケボー以外にイベントなどの裏方とか何か違うその触り方も覚えておきたいなっておもってたんだ。それでイベント企画とかMC関連の仕事も始めたんだよね。でも今、やっぱ後から考えたら本当実際良かったと感じる事が結構多かったかなと思ってるよ。沢山のレジェンドスケーター達はスケボーのプレーヤー以外にも違うスケボーに関する仕事をもっているしね。だから倭京も会社作って22ぐらいになったかなあとか思ったらさ、まだ16で先読み早いなみたいな 笑。

インペリアルの話

wakyo – ナオヒロ君にはエレメントからインペリアルに行ったきっかけを是非聞きたいっす!

naohiro abe – エレメントはね、去年(2020)の10月末で辞めたんだけど15年間お世話になったね。すごい長い付き合いだったから本当に思い入れもすごいあって皆好きだったね。Imperialの社長とは中国の仕事を通して知り合ったんだ。

ある日、コロナになって色々とエレメントの会社の形態も少し変わったり、連絡が取りずらくなったり、その影響で動きがすごい不透明に見えたりとか、スローになったりとか。その頃はみんなそうだったんだけど、その段階のときに多分何かこう、分岐点じゃないけど、このままエレメントにいるのか、ゼロからのスタートをしてみる事も自分の中での挑戦であろうと考えたり、この状況をどう取るかっていうところだった。

エレメントの契約がちょうど10月末だったから、何かそれを更新しないで、新しいラインをつくってみようかなって決断をしたんだよ。エレメントの方とは相談してみた結果、自分の意見も尊重してくれたからね。そうすると次の動きをある程度考えないといけなくて、、、、、、ファミリーもいるからね。そう考えた時にインペリアルとも話して、良い感じに纏まりや折り合いがつきそうだったから、Imperialに加入する事にしたんだ。

姉妹ブランドのPLUG

naohiro abe – Imperialに入ってから7ヶ月、8ヶ月ぐらい経過した時かな、姉妹ブランドでプラグっていうブランドを立ち上げたんだ。Imperialは結構ゴリゴリのデザインで、虎や龍とか〇〇〇の背中に入ってるようなシリーズ。実際に彫師に描いてもらったりとか、何かちょっとその大人が持ってても恥ずかしくない、かっこいいって言えるでしょ。っていう渋い感じのデザインを目指してて、ちょっと値段もするんだけどデッキの真ん中に竹入れてプレスの仕方とかも拘ったり全体的に高級感を持たせる感じに仕上がってる。そのせいか結構ね、質がいいんだよね。

反対にPLUGはポップで価格も抑えてるシリーズ。コンプリートで1万2900円程かな。中国からサンプルで取ったモノを俺が品質やコストを全部チェックして、これだったらいいんじゃないっていう。各グラフィックを4名のアーティストがそれぞれ描いていうんだよ。その他のデザインで、麻柄やPOPのデザインもあるかんじだよ。

Imperialはコンケーブはフラットとディープってやつが2種類あって、選べるようにしてあるんだよね。ディープはフリップ回転の引っ掛かりが良くて、玄人好みかな。フラットはペタペタな板が好きな人や、長く板に乗ってて疲れない性質が特徴的だね。あと個人的な感想だけど、フラットの板の方が飛び出しバンクは調子良いと思ったね。PLUGは一種類のコーンケーブで、乗りやすいし、回し系も調子良いコーンケーブになってるよ。

デッキのカーブの話

wakyo – ディープなお話しをありがとうございます 笑。自分も会社立ち上げたりしたんで、色々と勉強になります!自分は湘南発信メディア[ wearestar* ]を運営していてスケート・サーフ・スノーといった横乗りの方々のインタビューや良き音楽の紹介をしてノンストップDJミックス作ったりするんですが、今後追加するコンテンツでPLUGskateboardも掲載させてもらう湘南ショッピングマガジンの他にアップサイクル系の何かを予定していたんです。

そんな時ナオヒロ君のインスタでデッキのアップサイクルを見かけて是非インタビューしたいと思いました。あのデカいテーブル(?)凄いなーって。今までデッキのリサイクルってtheイスくらいしか思いつかない感じだったんですけどDOPANT(ドーパント)のアップサイクルやべ〜なって 笑。他にもパターンってあるんですか?

naohiro abe – そこのスマホスタンド用のやつは、このカーブ作ってくれたマークっていう友人が作ってくれたんだ。コロナの時代で自分で自撮りしたいけど、角度がうまくいかないパターンとかあるじゃん。地面に置いててメイクしたんだけど地面が揺れて倒れたりして撮れてないとかあるじゃん。そんな時にはこれですよ!と思って作ったみたいだね。今の時代は倭京よりも若い10代前半の子たちもスケボーしに行くじゃん。だけど移動とかを、お母さんたちがサポートしてたりして、動画もお母さんたちが撮ったりするじゃん。そうなると肩こりがひどくなるから、これが必要なのよ これの名前はジーレムっていうんだよね。

このカーブに関して言えば、板が200本ちょっとが必要だったね。工程としてデッキテープをまず剥がして、裏のステッカーとかを全部剥がす。サンダーで一旦、表面全部削ってまでが下処理だね。このカーブ制作前にテスト制作して60本位無駄にしちゃったんだけど剥がして削る作業を全部で260本くらいはやったよね!笑

デッキを使えるところだけ切っていって集めて、そのピースを貼ってくのよ。これを長野にあるスキーとか作る圧縮屋に頼んで、1tぐらいの力をかけて圧縮して乾燥させて1枚の板にするのよ。コンパネの板みたいにね。デッキの重さって知ってると思うけど超重いんだよ。クリエイトな事だったから作るのは楽しくて最高だったね。 笑

wakyo – このカーブ、インタースタイルにありましたよね。会場のツルツルの路面にこのカーブを置いて滑ってるのに全然動いてなくてと本当重いんだなあと思いました!

naohiro abe – そうね。下手したら50~60キロあるかもしれない。あとこれはね、コーピングが駄目になっても回転させる細工で新しい箇所が使えるように作ってるよ。そして釘をあまり使わないように作ってるんだよね。組子で作っていて、そういった技術や工夫もしてるんだよね。

wakyo – 俺これ見て箱根寄木細工に似てるな~思ったんですよ。地元が箱根に近いんで学校で見学があったんですよ 笑。

naohiro abe – 確かに、寄木細工の感じもするよね。自分の大好きなアーティストでハロシさんって方は、確か箱根寄木細工の修行をしてた人なんだよね。でもそれとはちょっと違うかもしれないね。

ハロシ君は芸術作品を作って。俺たちは実際に生活で使える物を作ろうかなと思った。だからこのカーブもテーブルになるし、実際に使えるモノに落とし込んでいこうと、いろいろ企画して動いてるんだよ。

しかし、これを造るのは凄い大変だったね。沢山の人の協力の基でできた作品なので、是非Dopant(東京都北区上中里3-4-7)に見に来てね。

インスタグラム:@dopant

カーブとしても遊べるから、何処かで機会ある時に倭京も滑ってね~ 笑。

アップサイクルについて

wakyo – 自分は今後wearestar*でアップサイクルについて取り上げていきたいと考えていて、ナオヒロくんやDOPANTのモノ作りが気になってました。雑誌やネットの受け売りになっちゃいますけど、いままでのリサイクル(再循環)とは違って単なる素材の原料化とか再利用じゃなくて元の製品(デッキ)よりも次元・価値の高いモノを生み出してるっていうか。サスティナブル(持続可能)な感じがしたんです。

naohiro abeこれはね昔からやりたかったんだよね!スケボーで何か作りたいなと思ってて、去年インペリアルに入ってインタースタイルにブースを出すって決まった時からスケボーの何か目玉を作ったら面白いなと思って。これ(カーブボックス)作ろうと思って。そしてこれを自分で作り始めて、出来ちゃったみたいな笑 。

wakyo – ナオヒロくんはアップサイクルについてどう考えていますか?

naohiro abe – 最初はね、別にあんまり意識して考えてなかったね。でもスケボーがゴミになっていくのが嫌だったんだよね。それでこれを作ろうって思ったんだよね。やっぱカラープライの見え方がすごいかっこいいなと思って。

アップサイクルの面で言えば、なんかテレビとかで資源の問題とか色んな問題についてやってるじゃん。二酸化炭素の問題とか。そんな中で俺たちも、たまにいいことしようかなと思ったのも一つあるのかもしれないかな〜笑。そして、アップサイクルっていうのは本当に元々の価値よりよくしなきゃってなるけど、このスケボーのカラープライにはその可能性があったんだよ。見た目がランダムなコイツに価値があるんじゃないかなって思ってたんだよ。

このカーブは寄木細工じゃないけど、色んな技術が詰まってるんだ。組子の釘をあまり使わずに作る技があって、その技術も使ってるんだ。やっぱこのカーブに釘があるとせっかくの見た目が悪くなると思って。それとアップサイクルで和の技術を入れたいって思っていたんだ。

今後は世界へ。

wakyo – 今後のナオヒロくんとアップサイクルの展開は?

naohiro abe – 今後はインペリアルを日本もそうなんだけど台湾と中国、できればオーストラリアとアメリカに上手く卸していける位デカくしたいね。ちょっとずつ国内で色々やってきたんだけど、今回tampaに出場させるライダーもいたりとかして2022年はインペリアルをもっとグローバルの路線に入れていくのが目標だね。

俺自身もスケボーのシグネイチャー出したりとか、パートも出していきたいなっていう気持ちもあるし、あとはこのアプリサイクルも、もう1個ぐらい何か作ってもいいかなって思ってる。やっぱ面白いことをしたいよね。世の中のコロナが落ち着いたらイベントとかもあるじゃん。みんなで騒いで盛り上がりたいよね!

wakyo – めっちゃアツいっすね!ありがとうございます。最後にユーザーに伝えたいことがあれば!

naohiro abe – 情報はSNSとか、このお店からもそうなんだけど、このお店に来れば何か最新のものは全部見れるようにしてある。

DOPANT(ドーパント)は火/木/土曜の15時~18時までしかやってなくて、すごい営業時間が短いんだけど基本的にここでネット注文された商品を発送したりとか。また展示会場だと思っていて、全てこの店にモノがあります。今の市場やネットに出ているモノを実際に手にとって見れるんで、ユーザーさんは、最新のものを見たかったらドーパントに来てみてください!もちろんDopantで直接販売もしてますよ。
是非遊びに来てね〜

BIOGRAPHY

  • 名前(フリカナ) → 阿部 直央(アベ ナオヒロ)
  • ⽣年⽉⽇ → 1983.7.11
  • ローカル → 塩釜、仙台、川口、and more
  • ⾎液型 → A型
  • ⾜のサイズ → 28cm
  • ⾝⻑ → 178cm
  • スタンス → レギュラー
  • 競技種⽬ → ナチュラル
  • 競技スタート → 気づいた時に
  • 影響を受けた映像や⼈物 → Pat Duffy
  • スポンサー →  imperialskateboard , bridgesendai , source_bolts , needle_hat , wacca2022 , ouka_skate

[DOPANT]

東京都北区上中里3-4-7
火曜/木曜/土曜(Open)
※緊急事態宣言発令中によりOpenしてる時間が異なります。
↓↓↓
🕰15:00〜18:00
📞03-5944-6090

[Instagram acct]

阿部直央@naohiroabe
DOPANT@dopant__
Imperial Skateboard ▷ @imperialskateboard
PLUG skateboard@plug_sb

VIDEO

The Days Inn NAOHIRO ABE
NAOHIRO ABE footage スケートボード

spotify

アップサイクル カーブボックス販売

今回インタビューでも紹介させていただいたスケートデッキのアップサイクル[ カーブボックス ]の購入したい・問い合わせしたい方は下記のフォームからお問い合わせください。またはwearestar*インスタグラムよりDMでご連絡ください。

販売価格:1,100,000円(税込)

cate:breakthrough NEWS

tag: